ロンママのぐるぐるな毎日、、、続く

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「木の匙」を読みました

三谷龍二さんは工芸家、木工デザイナーです。伊藤まさこさんの再婚相手で気になって本を手に取りました。

木の器、カトラリー、バターケース、皿、彼の作品は無駄がなく、きれいです。

作品が静かに語りかえてくる気がします。

「匙」は「さじ」って読みます。スプーンです。017 表紙の匙は凛として、存在感があります。

「僕は匙のような小さな働きものが好きだ」「代用できない自分の役割をちゃんと世の中に持っている」と書かれています。

スプーンがないと困るからね。使わない日はありません。料理もできません。ラーメンのスープも飲めません。

私は、100均で買った、木の匙を使っています。東南アジアの製品です。

安物ですね、毎日使っています。定番品なので、もう3回くらい、買い直していると思います。

三谷さんは、自分の製品の修理を受けています。使い捨てじゃなくって、欠けた部分削ってを直して使えるようにしてくれるそうです。

そうだよな~~~安いと使い捨て、、、ちょっと考えさせられました。私は使い込んだ味わい深さを知らずに捨てていたのかもしれません。

 

彼の作品、工房、ご本人は実際には知りませんが、この本を通して私の勝手な想像、職人というよりも、修行僧が、工房で、もくもくと作業している、修行の姿が目に浮かびます。

この本を見るまで、彼の作品を見たことがないと思っていたのですが、本の装幀をされていて、私が読んだ「朗読者」、本屋で見た「重力ピエロ」の表紙の木のオブジェを作られています。彫像もとても素敵です。

実際に、彼の作品を展示会などで 見てみたいと思いました。