「ランナー」を読みました
あさのあつこさんの小説です。中高校生向けの小説家さんです。女優の浅野厚子さんと同じ名前やね。
競技場の絵の表紙、さわやかな陸上競技の青春小説と思って手にした私は、びっくりしました。
メインテーマは家族の話、親子の愛について、
アダルトチルドレンって言葉 昔よく聞いたよね。
私が思うには、親の理想に縛られて、自分らしく生きれない人かな?いい子が大人になった。
母親の悩み、妹への愛、それが、痛く、つらく、、、、号泣~~
もちろん、高校生が主人公なので、ほのかな恋愛感?、憧れの感情、友情も、忘れていません。
マネージャー、友人、母、妹、それぞれの抱えた悩み、葛藤、が描かれています。
私としては、もう少し枚数が増えても、登場人物それぞれがかかえた状況の話を詳しく書いてほしかった気がします。
あらすじは
寡黙な少年 長距離ランナーの碧季は、妹の面倒をみるため、陸上部を退部します。そして妹を守ろうとしています。
でも本当は、秋の大会で負けた恐怖から、走ることから逃げていただけだと、、、自分に言い訳しちゃだめ。
走ることと正面から向き合い、スタートラインに立とう って話です。
高校生にしては、主人公 大人なのよね、悩み大きすぎて、普通なら、抱えきれないよね、壊れちゃう
色々考えさせられる話でした。